円環なるウロボロス。 (みずからの尾を喰らうもの) 地を駆ける朱金。 鬣を靡かせ、爪牙持ちて殺す王。 地を這う銀緑。 鎌首を擡げ、毒牙持ちて殺す王。 出会うは必然であり、それは世界に絶望と希望を生み出した。 毒に侵され狂った獣は、同胞すら屠りて咆哮を上げる。 朱に濡れた禍々しき爪牙に酔いた長躯が、絡まりて胴腹を差し出す。 時同じくして歓喜に喉咽をならし、互いの顎が骨肉を喰みたるは愛咬に他ならず。 飽くなく繰り返される、相反する者共の交合。 黄昏が未だ彼方にて眠る、 共に満ち足りて笑いし千年王国。 やがて生み出されたる、仔らを育む箱庭が繁栄は千歳を越えよう。 始まりはなにか、繋げしはなにか。 真なる答えは歴史に埋もれ、知る賢者は亡く。 忘れ去られし獅子が欲望、蛇の喜悦。 出演; このページにおける人物構想(他ページとは完全に別物)。 01. 獅子蛇 まんまゴドサラ。 演目; 序幕; 幼年期における獅子の片恋模様 00. ∞(無限) 囚われの王子と悪の魔法使いの邂逅。 第一幕; 青年期における関係の確立 01. 02. 第二幕; 繁殖期の生産行動 01. 02. 03. 終幕; そして以前の生活へ 01. すべて元通りの日々 これでおしまい? |